ズオング・カン・ベトさん(7期・ベトナム留学生)
(7期・ベトナム留学生)
東京工業大学大学院 工学博士 理工学研究科
FPTソフトウェア ハノイ 勤務
奨学会を知った経緯
大学2年生の時、学校の掲示板で山田長満奨学会の募集通知を発見しました。 学部生にとっては、奨学金の額は、文部科学省とほぼ同等の大金だったので、すぐに留学生課に応募しました。
奨学会に参加して
奨学生の同期には、日本人、中国人、アメリカ人、モンゴル人の方がいました。 毎月、奨学生は山田先生や奨学会の事務局方々と一緒に食事する交流会に招待されました。 山田先生は、川崎市と東南アジアの発展途上国との関係構築に非常に熱心で、多くの活動を行っておりました。同年には、山田先生がリードするマレーシア、シンガポール、ベトナムなどの東南アジア諸国の視察団にも参加するチャンスを与えて頂きました。それ以降も、奨学会の多くの活動に参加することで貴重な体験を得られました。卒業後にも、山田先生が率いる川崎商工会議所のベトナム訪問団に何度も参加する機会をいただきました。
現在は
現在、ベトナムのハノイに在住し、FPTソフトウェア会社で働いています。 当社は世界中のお客様にソフトウェア開発のサービスを提供しております。私は、日本のお客様の対応をしており、主にお客様の要望をヒャリングしたり、案件を提案したりするなどの業務に従事しています。この仕事を通じてベトナムと日本の経済発展に貢献しており、やりがいがあると感じています。
当時を振り返って
奨学金を受領できたことで勉強に専念できたことは大変ありがたいことでした。しかし、それよりも山田先生や奨学会の方々と出会うことができ、そしていろんな国際交流活動に参加させて頂いたことは、一番幸せなことだったと思っております。山田先生の国際的な精神を尊敬し、今後も日本とベトナムの交流に励んで行きたいです。
これから奨学会への応募を考えている方へ
山田長満奨学会は長い歴史があり、世界各地の様々な分野の優秀なOB・OGが大勢います。 奨学生は、奨学会関係者やOB・OGとの交流活動に恵まれており、多くの分野の専門家や国際的なネットワークを築く機会がたくさんあることが魅力です。